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ストレスを和らげる

ストレスの対処法

ストレスの対処法

あなたが大切にしている事柄についてまず考えてみましょう。その中には健康,人への接し方,人生の目標や優先順位の高いものなどがあります。この記事では,ストレスにうまく対処し,ストレスを和らげるのに役立つアドバイスを紹介しています。

1日1日を生きる

「次の日のことを決して心配してはなりません。次の日は次の日で心配する事があります」。マタイ 6:34

意味 毎日の生活に心配事は付き物です。でも,明日の心配事まで考えないようにしましょう。1日1日を生きましょう。

  • ストレスは不安の原因になります。こう考えてみてください。どうしても避けられないストレスはあります。そのことを悩んでもストレスが増えるだけです。ただの取り越し苦労だったという場合もよくあります。

完璧を求めない

「正しさにあまりにこだわってはならない」。伝道 7:16

意味 完璧主義になってはいけません。自分や人に現実離れした期待をしないようにします。

  • 自分や人の限界を認めましょう。そうするなら,自分も周囲の人もストレスが減るだけでなく,円滑に物事が進みます。ユーモアのセンスも大切です。うまくいかないときでも,笑うことで緊張がほぐれ,気分が明るくなるものです。

ストレスの原因を見分ける

「識別力のある人は冷静さを保つ」。格言 17:27

意味 ネガティブな気持ちになると,的確な判断ができなくなります。冷静になりましょう。

  • 何がストレスになっているかを見分け,ストレスに対する自分の反応を分析しましょう。自分の考えや気持ち,態度に注目します。それらを書き出すこともできます。自分の反応を知るなら,ストレスに上手に対処できます。また,ストレスをためないためにどうすればいいかを考えましょう。それが難しい場合,ストレスを減らす方法を考えます。例えば,仕事を効率良くこなし,時間を賢く使う方法を探すことができます。

  • 自分の考え方を変えてみましょう。あなたにとってストレスでも,ほかの人にとってはそうではない場合があります。物の見方が違うのかもしれません。3つのヒントを考えましょう。

    1. 人の言動を悪く取らない。列に並んでいて誰かが割り込んできたときに,「わざとやった」と思うと,イライラしてしまいます。「何か事情があったのだろう」と考えるのはどうですか。実際,そうなのかもしれません。

    2. ポジティブに考える。病院や空港での待ち時間が長いときには,読書や仕事,メールチェックなどの時間ができたと考えましょう。

    3. 広い視野で見る。「この問題は明日も来週も大きな問題のままだろうか」と考えてみてください。ささいな問題か,重大な問題かを区別しましょう。

計画性を持つ

「全てのことを適正に,取り決めに沿って行いましょう」。コリント第一 14:40

意味 規則正しい生活を意識しましょう。

  • 生活リズムを守ることは大切です。だらだらと過ごしているとリズムが乱れ,それがストレスとなり,仕事がたまってしまうかもしれません。次の2つのことを試してみてください。

    1. 現実的な予定を立て,それを守る。

    2. 生活態度でルーズなところを見分け,直す。

バランスの取れた生活スタイル

「両手いっぱいに仕事を持つ……よりも,片手は休息で満たす方がよい」。伝道 4:6

意味 仕事中毒になると,「両手いっぱいに仕事を持つ」ことから来る喜びが奪われてしまいます。生活を楽しむ時間や体力が残らないかもしれません。

  • 仕事やお金に対して現実的な見方をしましょう。お金がたくさんあれば,それだけ幸せになったりストレスが減ったりするわけではありません。「多くのものを持つ裕福な人は眠れない」と伝道 5章12節にあります。収入の範囲内で生活しましょう。

  • リラックスできる時間をつくりましょう。好きなことをすれば,ストレスが和らぎます。でも,ただテレビを見るだけで,だらだら過ごしても効果がないでしょう。

  • パソコンやスマホの使用はほどほどにしましょう。メールやメッセージ,SNSをチェックし過ぎないようにします。仕事時間外には,やむを得ない状況を除き,仕事関連のメールを見ないようにします。

健康に気を配る

「体の訓練[は]ためになります」。テモテ第一 4:8

意味 定期的な運動は健康を促進します。

  • 健康に良い習慣を始めてみましょう。体を動かすと気分が晴れやかになり,ストレス耐性が高まります。バランスの良い食事を心掛け,食事を抜かないようにしましょう。十分な休息も大切です。

  • ドラッグやアルコールの乱用,喫煙など,体に有害な“ストレス解消法”は避けてください。長期的にはストレスが高まり,苦労して稼いだお金や健康を失いかねません。

  • ストレスによる症状がひどくなる前に,医師に相談しましょう。専門家に助けてもらうのは恥ずかしいことではありません。

優先順位をつける

「より重要なことを見極め[る]」。フィリピ 1:10

意味 優先順位をよく考えましょう。

  • やるべきことを重要だと思う順にリストアップしましょう。重要度の高い仕事はすぐに取り掛かり,そうでない仕事は遅らせたり,誰かに任せたりします。やらないという判断もできるかもしれません。

  • 1週間の時間の過ごし方を記録しましょう。そして,より有効な時間の活用法がないかを考えます。もっと上手に管理できれば,それだけストレスも減ることでしょう。

  • 休息の時間も予定に入れましょう。ちょっと気分転換するだけでも元気になり,ストレスを軽減できます。

人に助けてもらう

「心配事があると心が沈み,良い言葉によって心が晴れる」。格言 12:25

意味 親切で思いやりのある言葉を掛けてもらうと,元気が出ます。

  • 信頼できる友人に話を聞いてもらいましょう。新鮮な見方や,見過ごしていた解決策を教えてくれるかもしれません。悩みを打ち明けるだけでも気持ちが楽になります。

  • 手伝ってもらいましょう。誰かに仕事を任せたり,分担したりできます。

  • 職場の同僚がストレスになっている場合,改善する方法を探しましょう。例えば,その人の言動をどう感じているか,敬意を込めつつ上手に伝えられるでしょうか。(格言 17:27)それでもうまくいかないなら,その人と一緒にいる時間を減らせますか。

神様に助けてもらう

「神の導きが必要であることを自覚している人たちは幸福です」。マタイ 5:3

意味 人は衣食住だけでなく,神からの助けを必要としています。本当の幸せとは,神の導きが必要であることを自覚し,その導きに応じることです。

  • 祈るなら神様に助けてもらえます。「心配事を全て神に委ねましょう。神は優しく気遣ってくださるからです」とあります。(ペテロ第一 5:7)祈って健全な事柄をじっくり考えるなら,心が穏やかになります。(フィリピ 4:6,7

  • 神様を身近に感じられる読み物があります。この雑誌で取り上げたアドバイスは聖書に基づいています。聖書は神の考え方を示しているので,それを実践することで心が満たされます。また,「役立つ知恵と思考力」を身に付けることができます。(格言 3:21)聖書を読んでみるのはいかがですか。まずは「格言の書」(別名は「箴言」)をお勧めします。